雑誌のコラムです

これはミツバチが消滅したお話です。

7月に『知多半島』と言う雑誌に掲載される文章なのですが、ぜひ、お読みいただければと思いここにも掲載します。

以下の文章に出てくる『農薬』は家を建てるときに散布し、その後5年ごとに散布を繰り返す「白蟻駆除の薬剤」と同じタイプのものです。
実は私たちの身近には命の危険を危惧しなくてはいけないものがたくさんあります。

『株式会社 風 木と土と風の家 家工房』 の家はこの「白蟻駆除の薬剤」も含め、人間に害が出るであろうものは使用しません。
しかし、多くの建築物にはこの種のものが多く使用されているのです。




人間から自然へのマイナスのリング

 

この数年、世界的な規模でミツバチが大量に死んだというニュースを聞くようになりました。
このことをただ単に、ミツバチがつくる蜂蜜や蜜蝋などの産物が採れなくなる、という、養蜂業者さんに対する直接的な打撃ととらえるのは大変危険だと思うのです。
テレビのニュースでは本当の被害や原因は語られておらず、ついつい見過ごしてしまいがちですが、このことが自然への大きな脅威だとしたら、私たちはこの先どうしたらいいのか考えなくてはいけません。
なぜ、繁殖力の強いミツバチがいなくなったのか…、いろいろな原因が重なり合っているのは間違いないと思われるのですが、原因のひとつとして『農薬』を考えない理由が見当たりません。
海外で禁止されている農薬を未だ日本は禁止しておらず、その農薬を散布した場所の近くにミツバチの大量死が認められているという事実があるからです。
岩手県でクロチアニジンという『農薬』を散布した直後にミツバチの被害が発生したという具体的な記録があり、十数年の間に海外で次々に禁止された『農薬』の使用量が日本では減少していないばかりか増えている例もあり、『この農薬』の出荷量の多い地域にミツバチの消滅や不足が起こっているということもそう考える要因のひとつです。
問題は、この『農薬』によるかもしれないミツバチ消滅と同じ地域で、人間への健康被害も報告されている点です。
小さな虫の命も人間の命も同一線上で考えたとき、ミツバチがいないことでの直接的な被害だけを見て「その程度」と話を終わらせてはいけないと思うのです。
何よりミツバチは自身の命の維持のために蜜をとりますが、そのおかげで花が受粉し実をつける、私たちはその実を食べて命を維持しているのです。
人間の絶滅があるとしたらミツバチの絶滅は少なからず関係があると考えなくてはいけないのかもしれません。
『農薬』をまくことで害虫の駆除をする、その『農薬』で健康被害がでる、さらに『農薬』によって作物をつくるきっかけになるミツバチが死滅する。
このような大きな問題をはらんでいる事を私たち人間一人ひとりがもっと深く理解する必要があるように思います。
大きな組織が先導する日本の仕組みは時に経済成長と言うお題名目の裏側で、私たち個人が知らないうちに本当は大切だったものを無くすことにつながる重要な局面を迎えているかもしれません。
この先、私たちの地球を子供や孫、もっとその先の子孫へ安全なまま届けることが出来るよう、今出来ることをしなくてはいけないと思います。
まずはこの事実を知り、現在起きている問題を正面から理解することが大切です。

 

 

                                     チーム 風

 


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